「ねむの花」   

今、ブラームス『ハイドンの主題による変奏曲』を聞いています。
(ジュリアーニ指揮、ウィーンフィル)
この曲を聞くと、何故か、小山さんの『罪と罰』ラスコーリニコフを思い出す。特に最初の主題「聖アントニーのコラール」のメロディー。いつ聞いても涙ぐんでしまう。

ドストエフスキーとブラームスは、ブラームスの方が10ぐらい若い。

人の心の弱さ、柔らかさ、美しさ。あの舞台の、最後の白く輝くラスコーリニコフの姿は、聖性なんだと思いますね。「愛によって救われた」とは、私は見ません。普通の人間の境地から飛びぬけた存在。もはやこの世のものならぬ。

きょうは時間があるので、歌の稽古をしています。
先生に頂いた曲は
「ラルゴ」(イタリア語)
「アヴェ・マリア」(ラテン語)
中田喜直さんの「ねむの花」(日本語)。

「ねむの花」は、思ったより難しい。この歌、色で言うと白なんです。この世ならぬ世界の、静けさ、穏やかさ、優しさ。「あなたは疲れた」という冒頭の歌詞の意味の強さに引きずられないように、あまり丁寧にやり過ぎないように、大きく歌わなければ。日本歌曲は、やっぱりいいですね~♪
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by lily63 | 2007-11-14 12:00 | 音楽

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