タグ:上方講談 ( 8 ) タグの人気記事   

講談毎日亭~如月一週間~   

f0008737_23594081.jpg

上方講談・「講談毎日亭~如月一週間~」
公演期間:2月7日(土)~2月13日(金)
鑑賞日:2月7日(土)、会場:鶴橋・雀のおやど

ご出演(出演順)
旭堂南青さん「毒婦 高橋於傳」
旭堂南湖さん「探偵講談 双子の犯罪」
旭堂南海さん「水戸黄門 関西漫遊」

以下は、南海さんの演目「水戸黄門 関西漫遊」の感想です。

岡山・西大寺門前町の両替商の一人息子が、池田藩ご家中の侍の息子に言いがかりをつけられ、命を取られそうになる。それを黄門様が救うという話。1週間7日間続き読みで結末まで行くので、昨日はその1日目。南海さんの講談はさすがの貫禄、序盤は爆笑につぐ爆笑で観客をひきつけ、終盤は、強いものに踏みにじられる庶民の人生、「弱者」というのではない、民のプライドをくっきり描いて巧み。殺されに行く両替商の息子が両親に言う、毅然として、心優しいセリフがいい。

裸の男達がぶつかり合い、神木を奪い合う、西大寺裸祭りの描写。群集の動きをほんとうに巧みに語られるなあと思った。俯瞰した映像を見てるような気持ちになる、映画のような語りなのだ。

1つの話を1週間続き読みして完結させる会なので、「果たして助かるのでしょうか?!
(口調を軽めに変えて)いや、もちろん助かるんですがね!(会場一同爆笑)
続きはまた明日」という形で終わっていました。初日しか拝見できなかったのが残念。
[PR]

by lily63 | 2009-03-31 23:43 | 古典芸能 | Comments(2)

2008年に観た古典芸能   

●初春文楽公演
1月5日(土)国立文楽劇場
第2部『国性爺合戦』
「平戸浜伝いより唐土船の段」
「千里が竹虎狩りの段」
「楼門の段」
「甘輝館の段」
「紅流しより獅子が城の段」

●夏休み文楽特別公演
8月2日(土)国立文楽劇場
第1部『西遊記』

「講談毎日亭~葉月一週間~」
3人の方が、それぞれの演目を1週間毎日、続き読みで語られる会
期間:8月1日(金)~8月7日(木) 会場:鶴橋・雀のおやど
鑑賞日:8月7日(木)

演目(御出演順)
旭堂南青さん「木村長門守重成」
旭堂南湖さん「三国志」
旭堂南海さん「決起、大塩平八郎」
[PR]

by lily63 | 2009-03-31 21:49 | 古典芸能 | Comments(0)

8月7日(土)講談毎日亭~葉月一週間~   

8月7日(木)
上方講談の会に出かける。


「講談毎日亭~葉月一週間~」
会場:鶴橋・雀のおやど
期間:8月1日(金)~8月7日(木)

3人の方が、それぞれの演目を1週間続き読みで語られる会。
演目(出演順)。
旭堂南青さん「木村長門守重成」
旭堂南湖さん「三国志」
旭堂南海さん「決起、大塩平八郎」


お三方とも上手いです~!
一人ひとりの人間がくっきりと立ち上がって、主役も脇役も端役も、生き生きと動き回っているように見え、心情がこちらに迫ってきました。お三人ともウェットになり過ぎない芸風が、私は好きなんですね。

南青さんの長門守重成で、妻の造形が私はよかったです。
死を覚悟の出陣前夜、最後の酒宴。
夫は妻に、自分は死ぬが、お前は生き抜いて、主家に心を尽くして仕えよと言う。
妻は黙ってそれを受け入れているように見えたが、翌朝、彼女の部屋に行くと、既に自害して息絶えており、遺書が残されていた。
そこには…。ここに語られている心情に心を打たれました。

若い頃はこういう、時代劇で女が自害して云々とか、ついていけませんでしたが、違うんですよね~。決して、運命の中で弱い女が押しつぶされてしまう、哀れな姿ではないわけです。夫に言い含められたら、言うとおりに生き抜くのが当時の女の道。しかし、そうはしない。自分の行動を自分の心1つで決めて、その通りにきっぱり行動していくわけです。何よりも夫への深い愛情と絆から!
人の意見や時代の価値観が何であれ、自分の思いを込めて行動し、生き切った姿だと思うんですね。

遺書の「三途の川の岸辺でお待ち申し上げておりまする」。(←記憶なので、正確ではありません。)
強くて、女らしいです!


南湖さんの三国志、巧みです。どういう風に結末に行くかなあと思ってると、ラストに収斂していくところが快感!

南海さんの大塩平八郎、さすが!泣かせる所と笑わせる所の緩急がすばらしい!情と理のバランス。細かい所が細かい。主な役だけでなく、端役、群集の一人ひとりまでが、生身の人間として、それぞれの背景と気持ちを持った人間として、物語の中にいる。さらに、この演目では大塩平八郎決起と現代の政情を重ねての怒り。芸が大きいですわ!
[PR]

by lily63 | 2008-08-20 15:37 | 古典芸能 | Comments(0)

那須の与一   

こちらの記事の続き。
http://lily63.exblog.jp/6001891/

>初めて上方講談を生で聴いたのは、震災の年(1995年)の5月。某会で、南海さんの那須の与一でした。
>月日は流れ12年……

年をとると、びっくりしてしまう。10年ぐらいあっという間なんですね。
95年、あるパーティーの余興として南海さんの講談を拝聴した。
語りの終盤、興趣が盛り上がった時には、那須の与一というスターの演技、見守る源平の武士達の姿が会場のすぐ向こうに目に見えるようだった。
与一の演技に興ずるのもほんのつかの間、再び敵味方に分かれて戦う。今のこの素晴らしい一瞬もあっという間に過ぎてしまう。

人間、ひとつところにとどまり続けることはどうしてもできない。無常ということ。この話の持っている華やかな哀しみが、会の参加者の気持ちにとてもぴったりしていたなあと(送別会だったので)、時々思い出す。

10年前であろうと、30年前であろうと、去年の「罪と罰」にしても、時間的な遠さ近さという点ではおんなじだ。鮮やかなものはいつまでも心に鮮やかに残っているのである。
[PR]

by lily63 | 2007-08-08 20:53 | 古典芸能 | Comments(0)

旭堂南海さんの会ご紹介   

旭堂南海さんは、東京にも呼ばれてお仕事されているようです。
古きよき上方の懐の深さが感じられる芸です。ご興味を持たれた方はぜひ。
ファンページさんに載っていた情報で、近いところでは。

●8月4日(土)品川区小山「アゲイン」(ライブハウス)
「講談ー驚愕する 話芸の奥深さ・面白さ」
http://www.cafe-again.co.jp/sche_next.html
↑チラシが掲載されています。

●8月25日(土)上野広小路亭
神田鯉風独演会に出演。演目:「浪花侠客傳」
[PR]

by lily63 | 2007-08-01 10:21 | 古典芸能 | Comments(0)

上方講談「文月毎日亭」   

f0008737_1835035.jpg


旭堂南海、旭堂南湖、旭堂南青、お三方御出演の「文月毎日亭」、本日行ってまいりました。
会場は、鶴橋駅からすぐの「雀のおやど」というところ。環状線の線路横にあります。(写真で右上に見えているのが環状線の線路)

f0008737_1855688.jpg


黄色く見えている階段を上がって、2階が10畳ぐらいの座敷。お客さん、30人強ぐらいだったでしょうか。満員でした。7月1カ月間続き読みの会です。南青さん、太平記。南湖さん、赤穂義士伝。南海さん、浪花侠客伝。
初めて上方講談を生で聴いたのは、震災の年(1995年)の5月。某会で、南海さんの那須の与一でした。月日は流れ12年、光陰は矢のごとし。南海さんがとても立派になっておられて、挨拶しそびれてしまった。
3本ともとてもよかったです!

========
(感想)
お三方ともそれぞれの個性が出ていて、気持ちよく拝聴しました。やはり、南海さんの実力はすごいなあと思いました。芸が、ゆったりと大きいんですよね!

南海さんの語られた浪花侠客伝では、義理の人間関係が出てきます。義理の父子とか、義兄弟とか。この「義」の関係の、血のつながり以上に濃いつながりが、思わずぐっと来てしまう、今は失われた人と人のつながり方が、とても心に残りました。

お三方とも、悲痛な場面を語っても、暖かい情をにじませながら、臨場感たっぷりと、でも一方で物語の状況に一定の距離を置いてからっとクールに語っておられるところが、都会的な芸なんですね。しめっぽくないというか。

そして、「こんなに頑張ってます!」という所など微塵もなくて、所々に笑いも挟みながら、「つまらないものですが、よろしければしばらくの間お付き合いを」といった風情の、芸をお客さんに差し出すときの、とっても奥ゆかしい、上品なやり方。ああ、これが、古き良き上方の伝統だなあと思ったことです。
[PR]

by lily63 | 2007-07-29 18:12 | 古典芸能 | Comments(1)

7月に行きたい古典芸能   

今年は絶対行こうと思っている。
上方講談 旭堂南海さん「文月毎日亭」。
7月1カ月間休みなしの会!
ファンサイトさんに情報がいろいろ載っています。
http://homepage3.nifty.com/kodan-nankai-fun/
平日の夜は無理なので、22か29の日曜かなあ。

去年は、行ったけど大遅刻して聞けなかった。
http://lily63.exblog.jp/2966995

今年は別の会場。間違って去年とおんなじ所に行ったらあかん。気いつけとかな(笑)。
[PR]

by lily63 | 2007-07-11 18:12 | 古典芸能 | Comments(0)

上方講談「文月毎日亭」   

f0008737_8432061.jpg


こんにちは~!
たくさんコメント頂き、ありがとうございます!
あっという間に8月になりました。毎日暑いですね。皆様、お元気ですか?

今、お返事を書いているところで~す。後ほどUPします。

上方講談の会「文月毎日亭」。
上方講談の旭堂南海さんと旭堂南湖さんのお二人が
文月7月1日(土)から31日(月)まで31日間「雨が降ろうが槍が降ろうが」毎日、
講談続き読みの会をなさいました
旭堂南海~「難波戦記」
旭堂南湖~「寛政力士伝」

写真はその会場(谷町6丁目、直木三十五記念館の2階)入り口です。
私はここに30日に行くには行ったのですが・・・。
この続きはまた後で。文楽の感想も書きます~。

~~~~~~~~~
(8月8日追記)
初めての会場に行くときは・・・。


「直木三十五記念館」、会場の地図を見ると、「谷町六丁目」(地下鉄谷町線)と「松屋町」(地下鉄鶴見緑地線)から行けるらしい。つい、自宅から近いほうの鶴見緑地線に乗ったのが間違いの元その1
(谷六から行ったほうがわかりやすかったのである)

松屋町駅を降りたとき既に、6時50分(開演7時)。ああ、それでも、場所がわかっていたらぎりぎり間に合ったはず(涙)。初めての場所なのに、簡単な地図でしか確かめなかったのが間違いの元その2

松屋町駅を降りてうろうろ。道を尋ねようにも、オフィス&問屋街なので日曜の夜に人が歩いてない!会場に電話しても、留守電(小さなところなので)。いつの間にか松屋町から谷町筋を通り過ぎていて、何と東急ハンズのビルが見えてきた~!うそ~!何で!もう心斎橋まで来てるやん!!と焦る。

自力では無理そうと、タクシーをつかまえて戻ることに。タクシーの運転手さんが良い人で、車を何度も止めて聞いて下さるのだが、それでもやっぱり見つからず。住居表示を頼りに、やっとのことでたどり着く。谷町6丁目の昔からの家が並んでいる一角にある小さな建物で、知っていればすぐだが、知らないで行くとわかりにくい。この時点で7時35分!

受付に男性がお一人。どうも満席の気配。その方は受付のスタッフさんではなくお客さんで、南海さん、南湖さんのお知り合いの方らしい。「さっき来はったお客さんも(満員で入れなくて)帰らはりました」と気の毒そうに言って下さり、わざわざ、控え室の南湖さんを呼びに行って下さった。南海さんへの差し入れをお渡しして、名残惜しいが帰ることに。(お二人には本当に親切にして頂き、ありがとうございました!お騒がせして申し訳ありませんでした。)

障子の向こうから(会場は和室)、南海さんのリズミカルなお声が聴こえてくる。
もうそれだけで満足した気持ちになる。

7月の31日間毎日続き読みの会をされるということだけでも快挙であり、その会がこうやって、来たけれど入れないお客さんが出るほど盛況ということが本当に素晴らしい。長年にわたりパワフルで地味な活動をずっと続けて来られたからで、この御盛況は当然のこと。南海さんの語りには、前の日に聴いた「国立文楽劇場」の文楽よりもずっと上方らしい、品とリズムと知性と暖かさがあるのだった。
[PR]

by lily63 | 2006-08-02 08:46 | 古典芸能 | Comments(4)