カテゴリ:展覧会( 53 )   

大阪歴史博物館特別展「村野藤吾 やわらかな建築とインテリア」   

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9月12日(金)、大阪歴史博物館で、金曜夜8時までやっている夜間開館を利用して、特別展「村野藤吾 やわらかな建築とインテリア」を観てきた。

大阪歴史博物館に来るのは、超久しぶり。大阪城公園の向かいにある。

以下、素人感想。
・戦前の作品は少なく、戦後のもの中心。(ですので、戦前のモダニズム建築を期待して行くと、数は少ないです。)
・椅子・机とか装飾とかが見られたのがよかった。
・梅田の「吸気塔」(上の写真、一番上にあるもの)、そういう働きをしているものだというのを今の今まで知らなかった。これがほんとうにびっくりした!
・堺筋の時々前を通るビルも、村野藤吾なのかと、これまたびっくり。
・解説の文章が、学術的な展示のはずなのに、時々ちょっと感情的では?ストーリーつくり過ぎでは?と思ったんだけど。大阪への恩返しとか、残された資料で本当に本人がそういうことを言ってるの?

やっぱり「吸気塔」のインパクトが大きかったなあ!子どもの頃から見慣れたものが(ただのオブジェだと思ってた)、おお、そうなのか~!これも村野藤吾なのか~!という驚き。

時間がなく、常設展を観られなかったので、近いうちにまた行こうと思った。


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展覧会場入り口


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大阪歴史博物館とNHK大阪は一体的な建物で、メインロビーは共有されてて、写真左が博物館側、右がNHK側の入り口。
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by lily63 | 2014-09-21 14:16 | 展覧会 | Comments(0)

2012年に行った展覧会   

2012年に行った展覧会
*この記事はUP日付を変えて、時々更新します。

● 「草間彌生 永遠の永遠の永遠」
1月9日(月)国立国際美術館(大阪・中之島)
http://www.nmao.go.jp/exhibition/2011/id_1231010000.html

●特別展「ジョルジョ・ヴァザーリのウフィツィ:建築とその表現」
1月8日(日)京都大学総合博物館
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0026.html

●第11回村野藤吾建築設計図展「新出資料に見る村野藤吾の世界」
http://www.cis.kit.ac.jp/~siryokan/20120206.html
●「高峰譲吉邸と京都高等工芸学校」
http://www.cis.kit.ac.jp/~siryokan/20120123.html
両展同日鑑賞、2月29日(水)京都工芸繊維大学美術工芸資料館

●村山知義展「すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―」
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2012/390.html
4月28日(土)京都国立近代美術館

●「KATAGAMI Style ― もうひとつのジャポニスム」
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2012/392.html
8月16日(木)京都国立近代美術館

●山口華楊展
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2012/395.html
11月24日(土)京都国立近代美術館

●エル・グレコ展
http://www.nmao.go.jp/exhibition/index.html
11月28日(水)国立国際美術館
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by lily63 | 2012-11-28 18:30 | 展覧会 | Comments(2)

4/28村山知義展   

【展覧会感想】
●村山知義展「すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―」
4月28日(土)京都国立近代美術館

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村山知義ってどういう人? え~と、なんかプロレタリア演劇の偉い人? とか、たしか1920~30年頃にいろんな美術や建築やいろんな活動してた人? とか、つまり何も知らんのに、のこのこ出かけて行きました。

この人の特に戦前の活動は、ジャンル分けの枠におさまらないもので、知識なしに観てただただ圧倒され、「へえ~何だかよくわからないけど、昔の人はすごいな~!」という小学生のような、恥ずかしい感想しか出てこなかった。本当に済みません!

あらゆるジャンルの仕事が集められており、充実した展示。

1920年代の活動がとにかくすごい。才能って、こういう人のことを言うのだろう。吉行あぐり美容室の未来的な感覚、絵本挿絵の洒落たかわいらしさ、ちょっと頭おかしい人にも見えそうな前衛的なダンス、この時代のポスターやチラシの文字フォントや色使いのおもしろさ。俳優座関連では、「千田是也君を送る会」(ドイツ留学に当たって送る会ということか、詳しい解説がなかったのでその辺不明)というののプログラムが出ていたのが目にとまった。

土方与志に送った手紙も展示されていた。「自分はベルリン留学中にカイザーもそのほかの芝居もいろいろたくさん観てきた。今度あなたがなさる舞台(『朝から夜中まで』、ゲオルク・カイザー作、土方与志演出、築地小劇場。この模型も展示されていた。)の美術をぜひこの自分にやらせてほしい。でももし万一採用してくれない場合は、僕がこうしてあなたに手紙を書いて頼んだことは○○君にも●●君にも内緒にしといてほしい」(←私の記憶による適当な要約なので、正確ではありません)などと書かれており、自分の才能を恃む若者らしさと、ぼんぼんな、ちょっと甘えた文体がおもしろかった。

「すべての僕が沸騰する」は、展覧会チラシによると、「すべての僕の情熱と思索と小唄と哲学と絶望と病気とは表現を求めようとして具象されようとして沸騰する」(村山知義「過ぎゆく表現派」『中央美術』1925年4月)から。

ちょうど今タイムリーに、演劇雑誌『テアトロ』4月号(3月発売号)から井上理恵氏「村山知義の演劇史」という連載が始まっています(4月号、5月号まで手元に持ってるのですが、その先いつまでの連載か不明)。

以下、『テアトロ』4月号、井上理恵氏「村山知義の演劇史」(1)から一部引用。
「……(前略)……日本演劇史上に村山知義(一九〇一~一九七七)は、非常にセンセーショナルな存在として登場した。有名な築地小劇場の「朝から夜中まで」(カイザー作・北村喜八訳・土方与志演出・千田是也主演、一九二四年一二月)の構成主義的装置がそれだ。
『全七場が、一つの舞台に、恰も巨船の断面のやうに構成されてゐて、ある場ではその右端を、或る場ではその上層を、また下部を使用するめずらしい舞台を観せる。この舞台装置だけで一つの呼び物になれる。』(都新聞一九二四年一二月一四日)と称賛されたデヴューの華々しさは類がない。……(後略)……」

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by lily63 | 2012-05-19 20:43 | 展覧会 | Comments(0)

2011年に行った展覧会   

2011年に行った展覧会
*この記事はUP日付を変えて、時々更新します。

●「ルーシー・リー展」
2月5日(土)大阪市立東洋陶磁美術館

● 「筆墨精神―中国書画の世界―」
2月12日(土)京都国立博物館

●「何必館コレクション 近代芸術家の書」
4月16日(土)何必館・京都現代美術館(京都・四条)

●「法然展」
4月29日(金)京都国立博物館

●「パウル・クレー展―おわらないアトリエ」
4月29日(金)京都国立近代美術館

●「鵬雲斎千玄室の茶」
5月21日(土)茶道資料館(京都・堀川寺ノ内)
あわせて、今日庵文庫も見学。

● 「楽焼のルーツは、なんと!カラフルな中国の焼き物」
7月16日(土)楽美術館(京都・堀川中立売)

●「アンリ・サラ展」&「世界制作の方法」&「中之島コレクションズ」
12月9日(金)国立国際美術館(大阪・中之島)
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by lily63 | 2012-01-22 14:14 | 展覧会 | Comments(0)

京博「筆墨精神」   

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2月12日(土)に、京博へ行き、「筆墨精神―中国書画の世界―」を見てきました。大変素晴らしいコレクションで、堪能してきました。これまた、地味ではなく派手な展覧会。知識がないもので、本当の価値はわかってないけども。唐代の写本が保存状態がいいのにびっくりした。この方面に興味のある方には絶対おすすめ。会場で書道まんがが売られてて(中国の書の歴史を描いた)面白そうだったんだが、わざわざ買うには値段も安くはないので、購入はしなかった。面白かったんだけどなあ。もう少しコメント書き足します。今日はこれにて。

一体、楽しいとか楽しくないとか、派手とか地味とか、わかりやすいとかわかりにくいとか、とっつきやすいとかとっつきにくいとか、誰が決めるのか。観る側一人一人がそれぞれ決める。それだけ。きりっとした芸術の精神に泥を塗るような、べたべたしたものはきらいだ。
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by lily63 | 2011-02-19 23:48 | 展覧会 | Comments(1)

ルーシー・リー展   

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今年最初の展覧会行き。2月5日(土)に、中之島の大阪市立東洋陶磁美術館で開催中のルーシー・リー展に行ってきました。

「こういうの好き!」という、非常にわたくし好みの作品ばかりで、満足して帰ってきました。

会期2月13日(日)まで。東洋陶磁美術館は通常は閉館17時(入館はその30分前)ですが、いつから変更になったかわかりませんが(5日に行った時はまだ17時までだったはず)、今、公式サイトを見たら19時までとなっていました。お客さんが多くて物すごく混んでるので(30分ぐらい並んで入りました。この週末はもっと混むのでは?)、会期終了まで特別に延長したのでしょう。これから行かれる方は、時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。
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by lily63 | 2011-02-10 09:31 | 展覧会 | Comments(0)

上村松園展   

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11月10日に上村松園展(京都国立近代美術館)に行った。階段を上がった入り口正面にばーんと「序の舞」が展示されている。今にも動き出しそうな迫力、瑞々しい美しさ、存在感に圧倒される!大規模な回顧展でいろいろ観られて、特に若い頃の絵がよかった。二十歳過ぎとかで描いたと思えないような、成熟した感じだ。画業一筋の道、すごいなあと思う。
(注:「序の舞」は前期だけの展示で、今は展示されていません。)

10代の終わりぐらいだったかに、やっぱり京都で大きな回顧展があってその時に初めて「序の舞」を見た記憶があるんだが、いつのどこでの展覧会だったのか不明。

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美術館を出て、橋の上から見た眺め。色づき始めているが、紅葉の盛りはまだ。16時半過ぎに撮ったので、ちょっと暗いです。済みません。
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by lily63 | 2010-11-28 20:12 | 展覧会 | Comments(0)

2010年に行った展覧会   

2010年に行った展覧会
*この記事はUP日付を変えて、時々更新します。

●「THE ハプスブルク」
2月19日(金)京都国立博物館

● 「THE ハプスブルク」2回目
3月7日(日)京都国立博物館

● 特別展「長谷川等伯」
4月14日(水)京都国立博物館

● 平成22年春季展「歴史を彩る 教科書に載る名品」
5月8日(土)藤田美術館(大阪・京橋)

● 「死なないための葬送―荒川修作初期作品展」
5月8日(土)国立国際美術館(大阪・中之島)

● 「ルノワール―伝統と革新」
5月8日(土)国立国際美術館(大阪・中之島)

●「荒川修作+マドリン・ギンズ:天命反転プロジェクト」
5月29日(土)京都工芸繊維大学美術工芸資料館

●「冷泉家 王朝の和歌守展」
5月29日(土)京都文化博物館

●「ウィリアム・エグルストン パリ―京都」
8月8日(日)原美術館(東京)

●「横尾忠則 全ポスター」
8月15日(日)国立国際美術館(大阪・中之島)

●「束芋 断面の世代」
8月15日(日)国立国際美術館(大阪・中之島)

●「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」
8月17日(火)京都市美術館

●「没後200年記念 上田秋成」
8月28日(土)京都国立博物館

●「幻の名窯 南宋修内司官窯―杭州老虎洞窯址発掘成果展」&平常展示
10月10日(日)東洋陶磁美術館(大阪・中之島)

●「上村松園展」
11月10日(水)京都国立近代美術館
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by lily63 | 2010-11-16 21:30 | 展覧会 | Comments(0)

横尾忠則と束芋 感想   

8月15日、国立国際美術館で、2つの展覧会を見た。
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html

どちらの展示も圧倒された。濃い、濃すぎる!
お二人とも、どういう人にどういうふうに見てもらいたい、なんてものがない。表現だけがぱーんと突き抜けてある。

●「横尾忠則 全ポスター」
あのどぎつい色彩が、今見てみて、ほんとかっこいい。若いお客さんが多し。皆さん、1つ1つの作品の前でなかなか動かずに、じっと見入っている。「かっけえー!」と感嘆してる男の子に無言でうなずく連れの女の子など。

60年代のポスターがよかった。状況劇場や天井桟敷のポスターが特に!
69年の「椿説弓張月」(国立劇場)初演のポスターもいいですね。

あと、60年代の東京の音楽会で「藤原歌劇団創立30周年記念コーラスフェスティバル」とか、京都労音例会のポスターとか、曲目が時代を反映していて面白い。

遡って、全ポスター展で年次的に一番古い作品、53年の兵庫県立西脇高校在学中に描かれた「西高祭」のポスターがすごくモダンで、洒落ていて目を引いた。横尾忠則という名前で連想するあの色彩とは全然違う趣のもの。その延長の画風で50年代の地元西脇のいろんな催しや、神戸新聞関係の催しのポスターが、ほんとにシンプルで洒落ていた。

●「束芋 断面の世代」
束芋 初体験!いやあ、すごかった。怖かった。面白かった。

全部で6つの作品。
1、「団地層」
2、「団断」
3、「悪人」(新聞小説『悪人』挿絵原画)
4、「油断髪」
5、「ちぎれちぎれ」
6、「BLOW」

最初の2つが特に心に残った。
「団地層」は寝っころがって見るんだが、ぽわーんとした気分で長い時間眺めていた。次の「団断」はちょっと怖い。いろんな思いが湧いて、刺激的だった。

が、この展覧会の「怖い」感じは、次の「悪人」のコーナーに行ったときだ。「団地層」→「団断」と見てきて、「悪人」をざっと見てもう一度見ようとすると、向こうから人が次々やってくる。会場全体の照明がすごく暗い。その暗闇の中で、ちょっと猫背で、腕をだらんとさせていて、顔の表情も身体全体の輪郭もはっきりしない人が流れてくる。皆さん、「悪人」を見て回るために移動しているお客さんなんだが、個人性とかかけがえのなさを失った、何かの群れみたいに見えて、しかも動いててこっちに向かって来るし、本当にぞくっとして怖かった。

そういう、表情の見えない「人ではないように見える人」が、映像インスタレーションの登場人物みたいに見えてしまうのが怖いながら面白かった。計算された効果だと思う。それまでに作品「団地層」「団断」「悪人」を見ているからこそ、そんな風に感じてしまうのだろうから。

現代美術ってこういうことができるんだなあーというのが、そのときに思ったこと。我々は見ている側なのに、瞬間的には作品の一部みたいになっている。主・客が固定しない。

そして、美術展ではお客は自由に動きまわれる。座席に縛りつけられていて、芝居が終わるまで(一応は)そこに座り続けなければいけない演劇とは違う美術の自由さだなーというのも思った。
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by lily63 | 2010-08-21 13:31 | 展覧会 | Comments(0)

ボストン美術館展   

日曜日15日は国立国際美術館に行ったが、火曜17日は京都市美術館、ボストン美術館展に行ってきた!

3時過ぎという遅い時間に行ったのに混んでいた。多分、いつ行っても混んでるので仕方ないですね。シスレーとモネがよかった。シスレーの絵の静かな整った感じはいつも好きだ。


ブログに一連の記事を書いたことで、また皆さんにいろいろコメントもいただいて、3年以上悩んできたが、本当に吹っ切れたと思う。コメント欄にコメントくださった方、メールや葉書で御連絡くださった方、ありがとうございました!

今もブログを拝見する度とても寂しいし、が、寂しさと愛は両立することがよくわかったのだ。愛があるから寂しいとまでは、さすがに自分の口からは言いませんが(笑)。今までどおり、マイペースで記事を書いていきます。
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by lily63 | 2010-08-20 18:52 | 展覧会 | Comments(0)