海外ドラマ『高慢と偏見』あれこれ   

うたわれるものらじお内で、小山さんが尊敬する声優さんとして、京田尚子さん(トゥスクル役)のお名前を挙げてらっしゃいました。過去の共演作品、どれを話題にされるのかなと思いながら聴いていたら、「家政婦長の役」と仰ったところで、ああ、「高慢と偏見」だ~!とわかって、小山さん吹き替え作の中でも大好きな作品を挙げて下さって嬉しかったです。初回放送がNHKBS2で96年。私はこれは観ていなくて、初めて拝見したのは、2001年にあった再放送のときです。

ダーシー家のペンバリー荘園を、当主ダーシー(小山さん)不在の折に訪問したエリザベス(山像かおりさん)と叔父夫婦。家政婦長(京田さん)が屋敷内を案内して回るが、飾られているダーシーの肖像画に目をとめたエリザベスに、家政婦長が言う。

「旦那様を御存じで?
私どもは、お小さい頃からお仕えしておりますが、お小言など頂戴したことは
一度もございませんの。お優しくて、本当にご立派で……。」

といった内容。(ビデオを見直していないので、セリフは正確ではありません)

ここのやり取りは、エリザベスが、ダーシーの真の姿に気づき始め、心から惹かれてゆくきっかけになる、重要な箇所。家政婦長の毅然とした、でもやわらかいお声が本当に印象に残っている。ラジオのトークで、「家政婦長の役で」と仰った時、「高慢と偏見」という題名を出される前に、ぱっとこの場面が思い浮かんだ。

この後、例の有名な、ダーシー池に飛び込む→思いがけずエリザベスと出会う展開となるが、そこで初々しくうろたえた「ミス・ベネット!」というダーシーの声も素敵で、でも、私がもっと好きなのは、帰ろうとするエリザベス&叔父夫婦を慌てて着替えて追いかけてきたダーシーが、「先ほどの失礼なお出迎えをどうかお許し下さい」と言うところ。
こういう、「どうか~~下さい」「~~させて頂けますか」という丁寧できりっとした言葉遣いが、本当に小山さんは素敵だなあと思う。

『フィガロの結婚』でケルビーノが歌うアリア、「恋とはどんなものかしら」。
エリザベスを改めて招いたダーシーが、彼女が帰った後、彼女が演奏してくれた歌とピアノ(それが「恋とはどんな~」)を思い出しながらうっとりしている所で流れる(ここでは歌はなくて、曲だけ)。選曲が絶妙。
小山さんのセリフはない箇所だが、コリン・ファースの、恋をしてぼうっとなっているダーシーの表情がかわいい(^^)。
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by lily63 | 2007-01-14 03:19 | 映画・海外ドラマ | Comments(1)

Commented by lily63 at 2007-01-14 03:22
私の説明で合ってますかね?きちんと見直して確認してないので、もし間違ってたら指摘して下さいね。

このドラマはDVDは発売されていますが、吹き替え版が入ってないのが本当に残念です。
吹き替えのキャストが大変豪華でしたので、NHKでもまた再放送してほしいですね。エリザベスの姉、ジェーンが田中敦子さん。このジェーンという人は、長女で、淑やかで優しくて、控えめで、でも芯は強いという性格、田中敦子さんの一般的に有名な系統のお声とは違う雰囲気で、それがまたとっても素敵でした。田中さんの吹き替えの中でも、私はとても気に入っている役です。

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