俳優座「コメディアン」2011年12月20日発行号   

記事に書くのが遅くなりました。

劇団俳優座2011年11月公演『ある馬の物語』について、俳優座機関誌「コメディアン」(2011年12月20日発行号)に七字英輔氏(演劇評論家)による劇評「わが意を得たり『ある馬の物語』」が掲載されています。

さきに『テアトロ』2012年1月号(2011年12月13日発売号、以下『テアトロ』はすべてこの号のことを指す)に載った『ある馬』劇評と同じ評者の方です。(『テアトロ』掲載劇評については以前に当ブログこちらに書きました。)


『テアトロ』掲載劇評と同様に、俳優座『ある馬』公演と小山力也さん(ホルストメール役)について絶賛しておられます。字数が『テアトロ』より多いので、より細かい記述をされていて、舞台の様子がありありと浮かび、小山ファンとして本当に嬉しい気持ちになります。

「コメディアン」で劇評と一緒に載っている写真は、『テアトロ』の(巻頭写真ページの)写真と同じ場面。下手で座り込み回想するホルストメール。横顔がとても美しい小山さん。

以下、「コメディアン」2011年12月号掲載、七字英輔氏「わが意を得たり『ある馬の物語』」から、小山さんについて書かれている部分を一部引用します。
「……(前略)……小山力也は、みすぼらしい姿を晒して他馬にいじめられる冒頭から、いわばホルストメールに憑依したかのような演技を見せる。回想になると、誕生から初恋の少年期、公爵に見初められる青年期まで、みるみるうちにその体に若さを漲らせ、公爵の賭け競馬での勝利から愛人の追跡へと移る場面、まさにホルストメールそのものとなって御者フェオファーン(脇田康弘)の鞭に応え、舞台の上を駆け巡るのだ。その身体性こそ小山にあってレベジェフにはないものだった(レベジェフは再来日時には齢70を超えていた)。であればこそ、疥癬を病み、痩せ衰えた晩年のホルストメールが瀕死の馬そのものに映った。……(後略)……」

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by lily63 | 2012-04-12 22:58 | 演劇 | Comments(0)

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